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今日(29日)の北海道は上空の強い暖気やフェーン現象などの影響で日本海側やオホーツク海側で気温が上がりました。
午後3時までに道内では今年初となる猛暑日を10地点で観測し、6地点では観測史上1位の最高気温となるなど、記録的な暑さとなっています。

道内2年連続の猛暑日

今日は午前11時38分に網走地方の佐呂間で35.0度まで上がり、道内で今年初めてとなる猛暑日を観測しました。その後、午後3時までに上川地方の東川町で35.8度を観測するなど、道内10地点で35度以上の猛暑日となりました。
道内で35度以上の猛暑日を観測するのは2年連続のことで、昨年(2017年)の年間の最高気温は7月15日に十勝地方帯広で観測した37.1度でした。(2016年の年間最高気温は札幌市手稲山口で34.4度)

史上1位が6地点も

午後3時までの最高気温は、宗谷地方の中頓別や留萌地方の小平町達布でともに35.0度まで上がり、観測史上初めての猛暑日となりました。
その他、宗谷地方の礼文(28.9度)、利尻空港(30.1度)、上川地方の音威子府(34.9度)、後志地方の共和(33.9度)でも日最高気温の観測史上1位を記録しています。
また、宗谷地方の稚内で29.9度、上川地方の富良野で35.0度、留萌地方の留萌で33.7度など、7月としての観測史上1位の気温を記録した地点もあり、広い範囲で記録的な厳しい暑さとなりました。

今後も暑さ続く

この先数日の間は上空に強い暖気が流れ込みやすい状態が続くため、各地で気温が高い状態が続きそうです。
日中の厳しい暑さに加えて、朝晩もあまり気温が下がらず、熱帯夜となる恐れもあります。(今シーズン、道内ではまだ熱帯夜を記録していません)
暑さが続くことによって体力の低下も考えられるため、熱中症の危険はより高まります。時間を決めて水分を摂る、寝るときにも枕元に水を用意しておく、カーテンや帽子などで日差しを遮る、冷房などで室温を調整するなど、熱中症への十分な対策が今後も必要です。