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7日から8日にかけて北海道付近を低気圧が通過し、太平洋側を中心に雨が降りました。朝には雨のやんだ所が多くなりましたが、これまでの長雨で地盤の緩んでいる場所があるため引き続き土砂災害に注意が必要です。

長雨の北海道

道内では6月5日から本日7月8日まで連続で降水を観測しています。6月27日や7月5日は道南方面で、7月3日は道北で、日降水量が100㎜を超える大雨となった所があり、7月7日までの10日間の降水量は、日本海側やオホーツク海側を中心に平年の5~7倍となっている所が多くなりました。特に、留萌では平年の11倍となっています。
7日から8日にかけて低気圧が北海道付近を通過したため、道内では太平洋側を中心に雨が降りました。7日0時~8日10時までに降った雨の量が最も多くなったのは、日高地方のえりも町目黒で63.0㎜、次いで十勝地方の広尾で51.0㎜でした。極端な大雨にはならなかったものの、釧路や根室地方では午後1時現在、大雨注意報が発表されており、雨が降っていなくても地盤の緩んでいる所があるため明日(9日)にかけて土砂災害に注意が必要です。

引き続き土砂災害に注意!

今夜も道内では太平洋側で雨のぱらつく所があるでしょう。明日(9日)以降も道内は前線や気圧の谷、湿った空気の影響で曇りや雨のぐずついた天気の日が多く、10日~11日午前にかけてと12日午後~13日にかけて、15日は局地的にまとまった量の雨が降る恐れがあります。これまでの大雨の影響が残る中での雨となるため、極端な大雨にならず少しの雨だったとしても土砂災害には注意が必要です。
土砂災害の前兆として、崖や地面に割れ目やひび割れが見られたり、地鳴りがする、木の根が切れる音がする、腐った土の匂いがするなどがあります。前兆が見られた際は、これまで長い間住んでいても土砂災害は起こったことがないから大丈夫などと過信せず早めに避難して下さい。