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台風7号の雨雲は、次第に中国や四国から東海へ広がる見込み。前線が再び本州付近に停滞して、晴天の続いた関東も雨で「戻り梅雨」に。一方、日本のはるか南には台風のたまごが発生。今後の最新情報に十分注意してください。

台風7号、日本海へ

台風7号は、今後北上して日本海へ進む見込みです。4日にかけて雨の範囲は本州付近にも広がり、中国や四国から東海でもカミナリを伴って滝のような非常に激しい雨の降る所があり、局地的には傘が全く役にたたないほどの猛烈な雨の降るおそれがあります。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。4日夜までに台風は日本海で温帯低気圧に変わり、その後北日本に近づく見込みです。北海道ではこれまでの前線や南からの湿った空気による大雨で土砂災害の危険性が高くなっており、すでに河川の氾濫が発生した所もあります。少しの雨でもがけ崩れなどの土砂災害や河川のさらなる増水・氾濫などが起こる可能性があります。5日にかけて断続的に雨が降り、再び大雨になるおそれがあるため、引き続き厳重な警戒をお願いします。

晴天続いた関東甲信は戻り梅雨、大雨も

関東はここ数日、太平洋高気圧に覆われて晴天と強烈な暑さが続きました。今後は、日本海を北上する台風7号に向かって暖かく湿った空気が流れ込むことと、その後前線が再び本州付近に延びて停滞することから、週末にかけて曇りや雨の「戻り梅雨」となりそうです。特に甲信地方では大雨になるおそれもあります。強烈な暑さは多少和らぐものの、最高気温は30度近くまで上がる日が多く、湿度も高くて蒸し暑いでしょう。油断をせずに熱中症対策をなさってください。

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日本の南に熱帯低気圧、今後8号に?

一方、日本のはるか南には台風のたまご(熱帯低気圧)が発生しました。今後、台風8号になる可能性があります。この熱帯擾乱の動きはまだ予想に幅がありますが、前線が再び本州付近に停滞し、そこに熱帯育ちの湿った空気が流れ込むと前線活動が活発化する可能性もあります。今後の動向については最新の情報で確認して十分にご注意ください。