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気象庁は14日、1か月予報を発表しました。東日本太平洋側と西日本は、平年より曇りや雨の日が少なく、梅雨明けが早まる可能性も。沖縄・奄美では期間の前半は気温がかなり高くなる所があり、西・東日本も7月前半は気温が高めの予想。熱中症に十分な注意が必要です。

この先1か月 ポイントは

気象庁が14日に発表した「1か月予報」によりますと、この先1か月は、特に「暑さ」に注意が必要です。沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高いでしょう。特に、期間の前半は、気温がかなり高くなる所があり、沖縄地方では20日頃からの約1週間はかなりの高温が予想されていて「高温に関する異常天候早期警戒情報」も発表されています。沖縄地方の平年の梅雨明けは6月23日ごろですが、平年と同じくらいに梅雨明けを迎えれば、梅雨明け早々、夏本番の厳しい暑さでしょう。急に気温が上がると、熱中症にかかりやすくなりますので、注意が必要です。

東日本太平洋側と西日本 早い「梅雨明け」か

東日本太平洋側と西日本では、前線や湿った空気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は平年並みか少ないでしょう。逆に、向こう1か月の日照時間は平年並みか多いため、梅雨空よりも晴れる日が多くなりそうです。平年の梅雨明けは、九州南部は7月14日ごろ、九州北部は7月19日ごろ、四国は7月18日ごろ、中国地方〜関東甲信は7月21日ごろですが、これらの地方では、平年よりも早く梅雨明けする可能性が高くなってきました。

週別の天候 6月後半は徐々に暑く

【6月16日〜22日】
沖縄・奄美では、前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多いでしょう。梅雨末期の大雨に、十分な注意が必要です。平均気温は平年並みか高いので、食品の管理にも、お気を付け下さい。東日本の太平洋側と西日本は曇りや雨の日が多く、梅雨らしい天気が続きそうです。一方、北日本と東日本の日本海側では、平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。21日は夏至で、1年で一番昼の長い時期ですが、日差しの長さを実感できる日が多くなりそうです。
【6月23日〜29日】
沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。梅雨明けの可能性が高く、平均気温が平年より高いので、夏本番を迎えたとたん、暑さがレベルアップしそうです。体調管理はもちろん、農作物の管理にも注意が必要です。北・東・西日本は曇りや雨の日が多く、平均気温は平年並みか高いでしょう。蒸し暑くなってきますので、お弁当など食品の衛生管理を徹底して下さい。

7月前半 東日本太平洋側と西日本も「夏本番」か

【6月30日〜7月13日】
この期間、特に、いつもの年と違う予想なのは「東日本太平洋側と西日本」です。東日本太平洋側と西日本は、平年だと梅雨の期間ですが、今年は前線や湿った空気の影響を受けにくいため、曇りや雨の日が少ないでしょう。平年より梅雨明けが早まって、この期間には、夏本番を迎える可能性が高いです。さらに、東・西日本は平均気温が平年より高く、7月を迎えたとたん、体にこたえる暑さになりそうです。本格的な暑さを迎える前に汗をかく機会を増やすなど、今から暑さに慣れるよう、対策を心掛けると良さそうです。