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沖縄地方は、これまで「空梅雨」でしたが、一転して「梅雨末期の大雨」になっています。すでに激しい雨の降っている所もあり、16日にかけて、多い所では、平年6月ひと月分に匹敵するような雨が降る恐れがあります。

空梅雨だったのに 雨雲発達

沖縄地方は、今年は5月8日ごろに梅雨入りしましたが、広い範囲で、この時期にしては雨量の少ない状態が続いていました。6月13日までの30日間の降水量は、那覇では平年同時期の17%でした。
しかし、空梅雨から一転、14日の沖縄地方は、梅雨前線の影響で、大気の状態が不安定になり、大雨になっています。沖縄県渡嘉敷村では、10時50分までの1時間に40.5ミリの激しい雨を観測しました。

15日かけて大雨に

沖縄本島地方と先島諸島では、15日にかけて、雷を伴って非常に激しい雨が降り、多い所では1時間に60ミリの大雨になる恐れがあります。15日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、沖縄本島地方や先島諸島で150ミリ、さらに16日12時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、沖縄本島地方で100〜200ミリ、先島諸島で100〜150ミリとなっています。那覇の平年6月の降水量は247.2ミリですので、この2,3日で、平年6月ひと月分か、それ以上の雨の降る所もありそうです。沖縄本島地方では、川の増水や氾濫に警戒が必要です。