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気象庁が7日発表した1か月予報によりますと、降水量は、東日本の太平洋側(関東甲信や東海)の降水量は、平年並みか多く、今年の梅雨は大雨傾向に。平均気温は北日本で平年並みか低い予想。特に北海道は6月12日頃からの約1週間は季節外れのヒンヤリした空気に包まれそう。

関東甲信と東海 今年の梅雨は大雨か

気象庁が7日発表した「1か月予報」によりますと、降水量は、東日本の太平洋側(関東甲信、東海地方)で平年並みか多い予想です。関東甲信や東海地方は、6日に梅雨入りしたばかりですが、7月上旬にかけては、いつもの梅雨よりも大雨に注意が必要です。雨が長く続いたり、短い時間にまとまった雨が降ると、排水溝などは、水はけが悪くなる恐れがあります。あらかじめ掃除をしておくと良いでしょう。

平均気温 北と南で 極端

そして向こう1か月の平均気温は、北日本は平年並みか低いでしょう。冷たい空気に覆われる時期があり、中でも、期間の前半は気温がかなり低くなる所がありそうです。特に北海道では、6月12日頃からの約1週間は、かなりの低温が予想され「低温に関する異常天候早期警戒情報」も発表されています。農作物の管理はもちろん、体調管理にもお気を付けください。
一方、沖縄・奄美では、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高いでしょう。平年の梅雨明けは、沖縄では6月23日ごろ、奄美では6月29日ごろですが、梅雨末期から夏本番にかけては、いつもの年よりも万全な熱中症対策を心掛けて下さい。

週ごとの「天候のポイント」は

【6月9日〜15日】
全国的に曇りや雨の日が多いでしょう。週の平均気温は北日本で平年より低く、東日本でも平年並みか低い予想です。梅雨入りしている所では「梅雨寒」になりそうです。雨に濡れて、風邪などひかないよう、注意が必要です。
【6月16日〜22日】
北・東・西日本の日本海側では、平年に比べ、曇りや雨の日が少ないですが、北・東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美では平年同様に曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄・奄美は、そろそろ梅雨の末期となりそうです。週の平均気温は北日本では平年並みか低いでしょう。前の週ほどではありませんが、「気温の低い」状態が「続く」ので、服装選びにご注意下さい。
【6月23日〜7月6日】
北・東・西日本は、平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多く、この頃には、梅雨明けとなりそうです。この期間の平均気温は沖縄・奄美や西日本で平年並みか高く、沖縄・奄美では、梅雨明けしたとたん、夏本番の厳しい暑さが予想されます。梅雨の期間である西日本は、気温だけでなく湿度も高いので、かなり蒸し暑いでしょう。
梅雨前線の動きや、寒気・暖気の流れ込みなどによっては、降水量や気温の予想は、大きく変わる可能性があります。最新の情報をご確認下さい。