メイン画像
メイン画像

きょう6日(水)は近畿から関東甲信まで一斉に梅雨入りとなりましたが、梅雨入り早々、大雨の恐れが出てきました。今週末から来週前半にかけては、梅雨前線が停滞しているところに台風の卵が北上し前線の活動が活発になる見込みです。今後の情報に注意が必要です。

梅雨前線と台風4号

きょう6日(水)は南シナ海で台風4号が発生しました。台風4号はこのあとゆっくり西北西に進み、9日(土)には大陸の華南で熱帯低気圧に変わる見込みです。日本には直接の影響はないように見えますが、衛星画像をみると日本付近には梅雨前線に伴う帯状の雲が連なり、南シナ海の台風4号まで雲の帯になっているのがわかります。少なからず台風4号周辺からの湿った空気が前線に流れ込み、前線の活動が活発になる可能性もあるため注意が必要です。

今週末から大雨の恐れ

6日(水)は近畿や東海、関東甲信で一斉に梅雨入りとなりましたが、7日(木)~8日(金)は梅雨前線は本州付近からやや南下。活動が弱まるため、晴れ間の出る所が多いでしょう。再び、関東から西では夏日・真夏日続出となりそうです。ただ、油断しないで下さい。9日(土)は再び本州付近に梅雨前線が停滞。南の海上(フィリピンの東)からは台風の卵(熱帯低気圧)が北上する予想です。熱帯育ちの暖かく湿った空気が梅雨前線に流れ込み前線の活動が活発に。熱帯低気圧が日本から離れていても、局地的に雨が強まる見込みです。また、フィリピン近海から沖縄近海にかけては海水温が平年より高く、フィリピン近海は30度くらい、沖縄近海も27度くらいあり台風に発達する可能性もあります。今週末から来週の前半にかけては、南の海上の台風の卵と梅雨前線の動きに十分な注意が必要です。