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気圧の谷が東に抜けた5月12日、久々に船での釣りを満喫したいと思い、小樽港から船に乗ってきました。

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前日11日はオホーツク海で低気圧が発達し、全般に西よりの風がやや強まった北海道。翌12日は低気圧が東に離れて気圧の傾きが緩みました。せっかくの機会でしたので、午後からカレイやホッケなどが釣れる小樽沖に船を出してもらいました。
この日の小樽方面は北から北東の海風が吹く影響で低い雲の広がりやすい天候でしたが、日中の気温は15℃前後とまずまずの状況。写真のように晴れ間の出る時には海の上でも日差しの暖かさは感じられました。
早速仕掛けに餌をつけて海底付近で誘いをかけると、幸先よくホッケが釣れました。全長は30cm弱とそれほど大型ではありませんが、やはりホッケは釣れると嬉しい魚です。

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また、カレイの仲間も多く釣れました。写真はソウハチガレイ。特に干物を焼いたものが美味と評判のカレイです。独特の臭いがあるため、持ち帰る際には他のカレイとは袋を分けた方が無難です。

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でもこの日、何と言っても一番釣れたのはこの魚。道央圏では通称ギスカジカと呼ばれる正式名称ツマグロカジカです。口が大きくて雑食性。釣れる時には大漁となることが多く、この日も軽く30匹以上は釣れました。主に味噌汁などで賞味されますが、鮮魚としては身が少ないせいか、あまり人気がありません。しかし、どことなく愛嬌がある顔が私は憎めません。なお、北海道の主に太平洋側沿岸には正式名でギスカジカという別種のカジカがいますので、混同されないよう注意が必要です。

向こう一週間の釣り日和は?

最後に気になる今後の天候ですが、明日24日から北海道の北をゆっくりと通過する気圧の谷の影響を受け、天気のぐずつく日が多くなりそうです。全般に西よりの風がやや強く、25日の金曜日は広く雨が降るでしょう。27日の日曜日から翌28日には一時的に高気圧に覆われるため、気圧の傾きも緩みそうですので、この週末はねらい目となるでしょう。カレイを主とした船釣りは日本海側では来月上旬くらいまでが盛期ですが、太平洋側やオホーツク海側ではこれから7月ころまでがベストシーズンとなります。最新の気象情報をチェックして、初夏の船釣りをぜひ楽しんで下さい。