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金曜は、九州から東北にかけて「大気の状態が不安定」に。急にカミナリ雲が発達して、激しい雨の降る恐れがあります。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意が必要です。

今回の不安定 ポイントは?

18日金曜は、本州付近に、雨雲のもとになる暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。このため、大気の状態がかなり不安定になりそうです。昼ごろからは、あちらこちらで雨が降るだけでなく、カミナリ雲が発達するでしょう。
今回のポイントは「広い範囲で」大気の状態が不安定になること。特に不安定なのは、前線がかかる東北や北陸付近ですが、関東から西でも、どこで急に雨や雷雨になっても、おかしくありません。予報をみてみますと…

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大阪や名古屋など、傘マークがなく、晴れ間のでる所でも、天気が変わりやすいでしょう。午前中は晴れていても、午後は突然の雨や雷雨となることもありますので、天気の急な変化に備えて、雨具をお持ちになると安心です。晴雨兼用の傘をお持ちになるのも良いでしょう。東京は曇りマーク1つですが、関東も内陸部を中心に、18日金曜の午後は、発雷確率が高くなっています。地形の影響などで、局地的にカミナリ雲が発達する恐れがありますので、空模様の変化に、十分お気を付け下さい。

カミナリ雲が発達 注意点やサインは?

大気の状態が不安定で、発雷確率が高いと、注意しなければならないのは「急な激しい雨」「落雷」「竜巻などの突風」「ひょう」です。「急な激しい雨」とは、バケツをひっくり返したような雨で、短い時間にザーッと降ると、アンダーパスや水はけが悪い道路などは、冠水する恐れがあります。また川の上流で大雨となると、大雨になっていない下流でも、川が急に増水することもあります。「カミナリ」は、場所を選ばすに発生しますし、周囲よりも高い所に落ちやすいので、カミナリの音が聞こえたり、イナヅマが見えたら、危険だと思って下さい。「竜巻などの突風」は、一度発生すると、あっと言う間に家屋を倒壊させることもあります。「ひょう」が降ると、農作物や車などに被害が出る恐れがあります。
発達したカミナリ雲が近づいているかどうかの、サインはこちら。真っ黒い雲が近づいてきた、カミナリの音が聞こえてきた、急に冷たい風が吹いてきた、こんな状況になったら、安全な所へ避難して下さい。