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3月15日に高知から始まった今年の桜シーズン。桜前線が津軽海峡を渡り、いよいよ北海道が桜一色に染まります。

開花と満開の傾向

北日本では、先週後半から気温が平年より高くなり、特に先週末は6月から7月並みの陽気となりました。このため、桜前線の北上スピードが早まり、平年より4日前後早く青森で19日、弘前では20日に開花しました。東北の山沿いの秋田県仙北市でも22日に開花し、日本気象協会が桜の観測を行っている東北の全地点で開花しました。また、北海道の松前町では、平年より3日早い25日に開花し、いよいよ桜前線が北海道に到達しました。
北海道では、来週にかけて気温が平年並みか高いと予想されるため、花芽の生長が促され、平年より3日から6日早く開花するところが多いでしょう。今週中に函館や札幌、内陸の帯広で開花し、大型連休後半には北海道の広い範囲で開花する見込みです。
桜前線は、3月15日に高知からスタートしましたが、およそ2カ月間かけて、5月中旬に道東の釧路、根室に到達するでしょう。
東北北部では先週後半から今週前半にかけて平年より2日から1週間早く満開となり、見ごろを迎えています。これから満開となる北海道でも平年より3日から6日早く、満開を迎える見込みです。函館では大型連休前半に満開となり、大型連休後半にかけて、室蘭や内陸の旭川など多くの地点で満開となるでしょう。北海道の広い範囲で大型連休中にお花見が楽しめそうです。最も遅い道北の稚内や道東の釧路、根室では5月中旬に満開を迎え、待望の春がやってくるでしょう。