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今週も「K」が頭文字の「強風、黄砂、気温差」に注意を。11日(水)と週末は広く風が強まり、荒れた天気に。黄砂の飛来する可能性も。10日(火)の朝はヒンヤリで強い霜が降りるほど冷える所も。一方、週半ばは所々で夏日になり、気温差も大きくなりそうです。

強風に注意

春はうららかな陽気のイメージがありますが、風の強い季節でもあります。冬の名残の寒気と南の暖気がぶつかりあい低気圧が発達しながら日本付近を通ることが多くなるためです。
今週も日本列島は度々、春の嵐に見舞われるでしょう。11日(水)は低気圧が日本海を発達しながら進む予想で、広く南風が強まり、荒れた天気になりそうです。列車の遅れや高速道路の速度規制など交通機関に影響のでる可能性もあり、注意が必要です。日本海側を中心に雨が降り、一時的に雨脚の強まる所もあるでしょう。
14日(金)から15日(土)にかけても日本海から北日本へ低気圧が発達しながら進むため、広く風が強まる予想です。広く雨が降り、雨脚が強まったり、横殴りの雨になる所もあるでしょう。
今週は2度の春の嵐に注意が必要です。

黄砂に注意

春の使者ともいわれる黄砂は、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により大気中に舞い上がったもので、日本では春に観測されることが多く、時には空が黄褐色に煙ることがあります。
去年は、この時期になってもなかなか黄砂の飛来がありませんでしたが、今年は3月28日は北日本の所々で、4月6日から7日にかけては西日本を中心に広く黄砂が観測されました。11日(水)はまた本州の日本海側を中心に黄砂が飛来する可能性があります。洗濯物や車が汚れてしまうこともありますので、お気をつけ下さい。

気温差に注意

10日(火)の朝は寒気が残るなか、晴れて、放射冷却現象が強まり、この時期としてはヒンヤリするでしょう。全国のアメダスのうち約6割で霜がおりるほど冷えそうです。鳥取県には「強い霜に関する気象情報」が出されており、山沿いを中心に氷点下となり、強い霜や凍害の被害が起きる可能性もあります。東京や名古屋、大阪など都市部でも10度を下回る所が多く、上着がないとヒンヤリするでしょう。一方、日中は関東以西は20度くらいまで気温が上がり、一日の気温の変化が大きくなりそうです。
今週半ば頃になると、さらに日中の気温が上がり、関東以西では所々で最高気温が25度以上の夏日となる予想です。昼間は汗ばむほどで、半袖で過ごせるくらいの陽気でしょう。
上着が必要になったり、半袖でちょうどよくなったりと服装選びが難しくなりそうです。朝の気温や日中の気温もチェックして、日々の服装選びにお役立て下さい。