メイン画像
メイン画像

3月後半は、桜の便りが届いた一方で、大雪になった所もありました。その後は早い桜の便りに暖かさの記録が続出するなど、一気に季節が加速しました。4月の天候はどうなるのでしょうか。

3月は「春の嵐」で幕開け

3月は「春の嵐」で幕開けとなりました。急速に発達した低気圧の影響で大荒れの天気に。この時期としては降水量が多くなった所もありました。関東地方では暖かい空気が流れ込み、ゴールデンウイーク頃の暖かさに。都心では最高気温20.3度で今年初めて20度を超えました。(昨年11月11日以来、110日ぶり)また関東南部では南よりの風が強まって、気温が上がり「春一番」が吹きました。北日本では数年に一度の猛吹雪になる所があるなど、全国的に大荒れの3月のスタートとなりました。また8日から9日にかけて、関東から北海道では季節外れの大雨に。神奈川県海老名市では24時間雨量は200ミリを超えるなど、3月の雨量の記録を更新しました。

桜咲いたのに・・・春分の日に雪

3月15日には全国のトップを切って、高知でソメイヨシノが開花。17日には東京で開花の発表がありました。その後も、続々と関東から西では桜の開花の便り。いよいよ春本番がやってきたと思った矢先、21日春分の日には、関東甲信では山沿いを中心に雪が降りました。河口湖では31センチの積雪。横浜でも1センチの積雪、都心でもみぞれを観測しました。3月下旬に東京で降雪は18年ぶりのことでした。(4月の降雪は2010年と2015年にあり)春本番から一気に季節が逆戻りとなりました。

桜の便り続々と 一気に季節加速

しかし、春分の日以降は一気に季節が加速。桜の開花や満開の便りが連日続きました。桜も早いペースで咲き進み、大阪、京都、高知などでは、統計開始以来、最も早い満開に。また水戸や宇都宮などでは開花から3日で満開になり、統計開始以来1位の早さになりました。また暖かさの記録も相次ぎました。28日、29日には関東から九州、沖縄では今年初めて最高気温が25度以上の夏日になった所も多く、5月から6月並みの暑さに。名古屋と京都では20年ぶりに3月に夏日になりました。稚内や青森、盛岡、岡山などでは3月の最高気温の記録を続々と更新。きのう30日までの30日間の平均気温は、全国的に平年よりも高く、名古屋や京都などでは3月の平均気温が3月の観測史上一位になるほどの暖かさとなっています。

4月も高温続く?

画像D
画像D

いよいよ新年度のスタート。穏やかで暖かな陽気は4月になってからも多くなりそうです。平均気温は北日本から西日本にかけて平年より高く、沖縄と奄美は、ほぼ平年並みとなるでしょう。晴れて暖かい日が多く、思いっきり春を楽しめそうです。まだ朝晩はひんやりする日がありますので、日中は暖かくても油断はできません。コートやストールなどを用意しておくと良さそうです。また、花粉はスギからヒノキのシーズンに。花粉症の方にはまだまだ辛い日が続きますが、元気に新年度のスタートを切りたいものですね。