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仙台管区気象台によると、秋田駒ヶ岳では、3月6日から低周波地震の発生が続いており、火山活動の高まりを示している可能性があります。今後の火山活動に関する情報に留意してください。

火山活動の状況

仙台管区気象台は12日、秋田駒ヶ岳に関する臨時解説情報を発表しました。秋田駒ヶ岳では、火山ガスや熱水が関与していると考えられる低周波地震が2月16日に1回発生した後、3月6日から本日(12日)まで、合計6回発生しました。 秋田駒ヶ岳で低周波地震が観測されたのは、2015年4月6日以来です。低周波地震は概ね振幅の小さいもので、震源はいずれもカルデラ付近と推定されます。  火山性地震の回数(括弧内は低周波地震の回数)は、以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果後日変更することがあります。
火山性地震 (うち、低周波地震)
6日 2回 (1回)
7日 2回 (2回)
8日 0回
9日 0回
10日 0回
11日 2回 (2回)
12日00時から11時まで 1回 (1回)
火山性微動は観測されておらず、地殻変動に特段の変化は認められません。 東北地方整備局が設置している監視カメラによる観測では、特段の変化は認められません。

噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)が継続

秋田駒ヶ岳では、火山活動の高まりを示している可能性があることから、今後の火山活動に関する情報に留意してください。山に立ち入る際には、最新の火山情報を確認してください。異常を感じたら、ただちに下山するなどの行動をとってください。また、女岳(めだけ)周辺では噴気活動がみられますので注意してください。