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きのうから、きょう9日にかけて関東から北海道では季節外れの大雨となり、あちらこちらで3月の雨量の記録を更新しました。神奈川県海老名市の24時間雨量は200ミリを超え、雨の多い夏でもあまりないような雨の降り方でした。

季節はずれの大雨に

きのう8日から、きょう9日にかけては低気圧や前線の通過に伴い、関東から北海道を中心に活発な雨雲がかかりました。関東地方は明け方から朝に雨のピークとなり、神奈川県では海老名市で1時間に72.5ミリ、平塚市で1時間に52.5ミリの非常に激しい雨が降りました。また、24時間雨量は、海老名市219.0ミリ(午前8時30分まで)、平塚市181.5ミリ(午前10時30分まで)など、神奈川県にあるアメダスの全地点で3月の1位の記録を更新。雨の多い夏でもあまりないような雨の降り方でした。そのほか、東京都府中市の24時間雨量150.0ミリ(午前8時30分まで)など、関東の多くの地点で3月の1位の記録を塗り替えました。
東北や北海道でも季節外れの大雨となっています。広い範囲で断続的に強い雨が降り、正午までの24時間雨量は宮城県気仙沼市153.0ミリ、岩手県釜石市160.5ミリ、北海道十勝地方の広尾町157.5ミリなど、3月1位の記録を続々と更新しています。

雨のピーク過ぎても注意

9日正午現在、関東や東北の強い雨のピークは過ぎたものの、これまでの大雨により地盤の緩んでいる所があり、川は増水しています。また、北海道には東部を中心に活発な雨雲がかかっている所があります。引き続き土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒が必要です。