メイン画像
メイン画像

日の入り後の西の空で、金星と水星が寄り添います。最も近づくのは4日ですが、4日以降は曇りや雨のエリアが広がるため、晴れている所はきょう3日のうちに眺めておくとよさそうです。

明るい金星を目印に水星を探そう

3月上旬は日の入り後の空で、金星と水星がかなり近づいて見えます。最も接近するのは4日(日)です。見える時間は、太陽が沈んでから空に明るさが残る時間帯で、午後6時台。空が完全に暗くなる頃には沈んで見えなくなってしまいます。方角は「西」で、かなり低い位置ですので、西の空が開けた場所がおすすめです。まずは明るい金星を見つけましょう。水星はマイナス1等級ほどで、肉眼で見つけることができるそうですが、空が明るいため双眼鏡があるとよさそうです。

気になる天気は

北海道から東北の太平洋側は晴れる所が多く、観察日和です。日本海側も天気は回復傾向ですが、雲が広がりやすいでしょう。関東や北陸はおおむね晴れて、観察によさそうです。関東の沿岸部は雲が増えてきますが、薄い雲が中心です。東海や近畿、中国地方は太平洋側を中心に雲が広がりやすくなるでしょう。四国や九州、沖縄は前線の影響により曇りや雨で、観察にはあいにくの天気です。あす4日(日)は観察時刻に曇りや雨のエリアが広がりますので、晴れる所はきょうのうちに眺めておくとよいでしょう。

19日には、さらに月も接近

なお、19日(月)頃には金星や水星に細い月が近づきます。金星と水星の距離は上旬に比べるとやや離れるものの、こちらもお楽しみに!