あす11日(日)から再び強烈な寒気が流入、冬の嵐に。雨は雪へと変わり、日本海側は積雪急増。四国や九州南部でも雪になるため、交通障害に要注意。全国的に真冬としても厳しい寒さが戻るでしょう。

10日は広く雨 多雪地は雪崩・落雪注意

きょう10日(土)は、低気圧の接近に伴って、この時期としては暖かい空気が流れ込んでいます。日中に雨雲がかかった西日本では気温の上がり方は鈍かったものの、東京は18日ぶりに、富山は3週間ぶりに気温が10度を超えました。今週前半にかけて記録的な大雪となった北陸など、例年以上に多く雪の積もっている所があります。雨や気温の上昇による雪崩や屋根からの落雪に注意してください。

寒気は北海道で今季最強 ほかも今週前半と同レベル

あす11日(日)からは一転、冬の嵐となるでしょう。今シーズンの冬将軍は例年より勢力が強いうえに、かなりしつこいです。あさって12日(月)にかけて日本付近は冬型の気圧配置が強まり、再び強烈な寒気が流れ込みます。寒気の強さは、北海道では今シーズン一番で、そのほかも、記録的な大雪や極寒となった今週前半と同じくらいのレベルです。
あす、日本海側は雨から次第に雪に変わり、局地的に降り方が強まるでしょう。短い時間にあっという間に雪が降り積もり、車の立ち往生が発生することも考えられます。また、四国や九州南部など太平洋側にも雪雲が流れ込み、山では大雪に。平地でも雪の積もる所がありそうです。13日(火)にかけて積雪や路面の凍結による転倒、車のスリップ事故、交通機関への影響に注意してください。

またまた真冬としても厳しい寒さに

また、気温の急激な変化にも注意が必要です。あす朝の最低気温は東北でもプラスの所が多くなるなど、3月から4月並みの気温の所があるでしょう。ただ、雪の降る日本海側は、日中に気温がグングン下がり、凍える寒さとなりそうです。太平洋側も冷たい風が吹きつけるでしょう。寒気の底はあさってで、全国的に真冬としても厳しい寒さになりそうです。
なお、冬将軍が長く居座ることはなく、強烈な寒気は13日(火)以降、徐々に北上する見込みです。関東から西では来週中頃になると気温が上がるでしょう。