この先の関東は、厳しい寒さはこれまでほど長続きしなくなりますが、春に向けて気温の変化が大きくなりそうです。また、関東に雪を降らせる「南岸低気圧」にも注意が必要です。

都心の10日間予報(下の表)
都心の10日間予報(下の表)

東京都心 17日連続10度未満

きょう(9日)の東京都心の最高気温は9.5度。1月24日から17日連続で、最高気温が10度に届きませんでした。こんなに厳しい寒さが長く続いたのは、2008年以来、10年ぶりです。
この先は、冬型の気圧配置が長続きしなくなり、強烈な寒気が入るのも、北日本が中心となりそうです。そのかわり、本州付近に低気圧が通りやすくなります。低気圧の通る位置によって、気温が変わりやすく、寒暖の変化がかなり大きくなっていきそうです。

厳寒は長くは続かず 天気・気温は変わりやすく

3月上旬にかけての平均気温を見ると、週ごとに大きく変わることがわかります。1週目(2月10日〜16日)は平年並みか高めですが、2週目(2月17日〜23日)は、一転して平年並みか低くなる予想です。また2週目は気圧の谷の影響を受けやすく、通る位置次第(いわゆる南岸低気圧)では、関東に雪を降らせる可能性があります。
東京都心の10日間予報を見ると、17日に雪マークがついています。まだまだ、雪の可能性を見逃せません。
この先も、寒暖の変化で体調をくずさないよう、十分ご注意ください。