今日(4日)の北海道は、道南方面や道東方面を中心に雪が降り、多い所では午後3時までに10センチから20センチくらいの雪となりました。
札幌は降雪はほとんどありませんでしたが、雪をもたらした低気圧が運んできた暖かい空気によって気温が上がり、午後3時までの最高気温は0.9度でした。
札幌は昨日まで11日連続で真冬日となっており、1月23日以来12日ぶりのプラスの気温となりました。

10日連続真冬日は2シーズンぶり

北海道付近は1月下旬から冬型の気圧配置となる日が多く、寒気の入りやすい状態が続きました。札幌でも1月24日以降、11日続けて最高気温が0度未満の真冬日が続いていました。
しかし、昨日(3日)日本海から接近した低気圧が北海道の西海上に進み、南から暖かい空気を運んできたことで南西部を中心に気温が上がり、札幌も午後3時までの最高気温は0.9度と12日ぶりのプラスの気温となりました。
ちなみに、年によっては10日間も真冬日が続かないこともあり、昨シーズンは最長で6日間。10日以上の連続真冬日は2015~2016年の冬以来、2シーズンぶりとなります。

道内は猛ふぶきや大雪の恐れも

明日(5日)にかけては全道的に気温は高めで経過する見込みですが、道内では雪や風の強まる所も多くなりそうです。
午後5時現在も宗谷地方には暴風雪警報が発表されており、利尻・礼文で明日明け方まで、宗谷北部で明日昼前まで交通障害などに警戒が必要です。
宗谷地方や道東方面では強い雪の降りやすい状態が明日の昼頃にかけて続き、今夜から明日にかけての雪の量は最大で40センチに達する恐れもあります。
また、道南方面でも今夜から再び雪が強まりそうです。上空の寒気がさらに強まる影響で大気の状態はかなり不安定になるため、昨夜以上の雪が短時間で降ることも予想されます。
既に道南では積雪が平年の2倍以上となっている地点もあり、明日にかけての雪で交通への影響などが大きくなる恐れがあり、十分な注意が必要です。
道北から道東方面の雪雲と、道南方面の雪雲の間に入る札幌などの道央では、明日にかけて雪が強まることはなさそうです。

気温が高いと着雪にも注意が

明日にかけては気温が高い中で降る湿った雪となるため、電線や道路標識への着雪もしやすくなります。特に大雪となる地域では電線についた雪の重みで電線が切れ、停電につながるかもしれません。
冬場の停電は暖房器具などが使えなくなる恐れも出てくるため、より注意が必要です。寝る前に懐中電灯やポータブルストーブなどの備えを確認しておくと良いでしょう。