今月の札幌は気温が高めで経過しており、1月上旬と中旬の平均最高気温はいずれも平年より高くなりました。
しかし、今日(21日)は午後3時までの最高気温は未明に観測された-1.2度。午後3時過ぎには-7.0℃まで気温が下がっています。
札幌では今後も厳しい寒さが続き1月下旬は平年より気温が低くなりそうですが、中旬にかけて気温が高く経過した年で下旬の気温が平年より低かったのは1879年の統計開始からわずか4回しかなく、記録的な気温の急降下となりそうです。

中旬まで気温が高かった年は27回

今月の札幌は昨日(20日)まで高めの気温が続き、平均最高気温は上旬が2.3度(平年は0.2度)、中旬が0.9度(平年は-0.7度)と、上旬中旬ともに平年より高い気温となりました。
札幌の日毎の気温データが残る1879年以降で、1月上旬中旬ともに平年より最高気温が高かったのは合計27回。
その内の8割以上となる23回が下旬も平年より気温が高くなっており、中旬にかけて気温が高ければそのまま下旬も高い傾向があります。

今年は下旬に急降下

しかし、1月下旬に入った今日の札幌は上空に流れ込んだ強い寒気の影響で右肩下がりの気温となっており、午前0時1分に観測した-1.2度が午後3時までの最高気温。今日この後も、このまま気温は上がらずに経過する見込みで、一週間ぶりの真冬日となりそうです。
明日(22日)以降も厳しい寒さが続く見込みで、最新の10日間予報でも、最高気温が-3度前後の日が続きます。(下旬の平年は-1.1度)
今年は1月の上旬から中旬まで高かった気温が下旬に一気に低くなるという統計開始以来わずか4回しかなかった気温変化が起こりそうです。
気温変化が大きいことに加え、平年でも1年の中で最も気温が低い時期に平年以上の厳しい寒さがやってきます。風邪などひかないように体調管理にはくれぐれもご注意下さい。