猛威を奮った冬将軍は、力を使い果たした様子。今日の日中は全国で寒さが和らぎ、明日以降もしばらく気温が高め。ただ、もちろん、そのまま春になる訳ではありません。

この先しばらく 全国的に気温が高め

厳しい寒さや大雪をもたらした冬将軍は、ようやく退却し、冬眠に。きょう15日は全国的に気温が上昇。北海道や東北は日本海側を中心に雨や湿った雪となったものの、南から暖かい空気が流れ込み、北海道もプラスの気温に。関東から西は広く10度を超え、九日差しが暖かく感じられました。
あす16日(火)は、きょうより更に気温が上がります。日中、関東から西は晴れる所が多く、広い範囲で13度~15度くらいまで上がるでしょう。冬のコートではちょっと汗ばむ程の所が増えそうです。東北は雲が多めですが、南風の力で5度~10度近くまで上がる見込みです。北海道もプラスの気温の所が多いでしょう。雪の降る所はあっても、降り方は弱い見込みです。
その先もしばらく、気温が平年より高い状態が続きます。

でも 注意が必要なことも

厳しい寒さから解放されて、ホッとできますが、注意が必要なこともあります。「雪崩」です。
先日の大雪で、北陸周辺を中心に一気に積雪が増えました。気温が上がることで、雪が緩みます。さらに、17日(水)は、低気圧や前線の影響で、ほぼ全国で雨が降るため、雪崩の危険性がいっそう高くなります。今週、登山やバックカントリーなど、雪山でのレジャーをご予定の方、事故のないよう、くれぐれも無理のない範囲で楽しむようにしてください。

再び厳しい寒さとなるのは…

20日(土)までは、気温が平年より高い所が多い見込みです。
21日(日)には、北海道で気温がグッと低くなり、ほぼ全域で一日中氷点下の「真冬日」となりそうです。
『22日(月)』になると、全国で気温が平年並みか低くなり、関東から西も10度に届かず『厳しい寒さ』に。そんな中、本州の南岸を気圧の谷が通過することが予想されており、九州から関東にかけて所々で冷たい雨となる可能性があります。気圧の谷の進み方によっては、北から寒気をグッと引き込んで、関東をはじめ太平洋側で『雪』になる所も出てきそうです。今後の情報にご注意ください。