連休明けの9日、低気圧が急発達しながら北海道付近を通過した後、冬型の気圧配置に。次第に強い寒気が流れ込む。10日からしばらく全国で極寒。日本海側は九州北部も含め、広く雪や吹雪。

9日 全国 季節風が次第に強まる 通勤時より帰宅時がグッと寒く

急速に発達する低気圧の影響で、あすは昼頃から全国的に風が強まります。特に、低気圧が近づく北海道や東北では、沿岸部を中心に立っているのも大変な程の非常に強い風が吹くでしょう。交通機関が乱れるおそれがあります。
この風に乗って、ジワジワと強い寒気が流れ込みます。日本海側の地域(九州北部含む広い範囲)では、朝から気温が下がる一方です。太平洋側の地域は、日中はそれほど極端な寒さではなく、下のリンク「東京は日中17度 冬なのに4月並み(平出予報士の記事)」にあるように、関東は気温が上がってコートがいらない程になりそうです。ただ、夜は各地でグッと寒くなります。
ということで、朝起きた時に「意外に暖かい…何が寒波だよ…」と思ったとしても、寒さ対策を万全になさってください。
そして、寒気の影響で、日本海側では雨や雪が降ります。気温がわりと高めの午前中は広く雨ですが、午後は、北海道や東北だけでなく北陸から山陰、九州北部も雪の所が増えてきます。車の運転は路面状況の変化に注意が必要です。

「平地に雪」の寒気が九州南部まで

10日(水)から12日(金)にかけて、この時期としても強い寒気が居座ります。全国的に厳しい寒さで、関東から西も最高気温が6度から8度くらいの所が多く、福岡など日本海側は3度前後の予想です。
日本海側は、九州北部の平地も含めて雪が降り、風も強く、ふぶいて見通しが悪くなるおそれもあります。中でも、北海道と東北では暴風が吹き荒れて、車の運転が危険な程の猛吹雪の所もあるでしょう。なお、北の方の地域はサラサラした雪ですが、西ほど湿った重い雪で、電線が切れるなどして停電が発生することも考えられます。
東海や紀伊半島、四国など、太平洋側の平地でも雪雲や雨雲の流れ込むことがある見込みで、積雪や凍結に要注意です。

センター試験 雪は落ち着くが 厳しい寒さは続く

センター試験が行われる13日(土)と14日(日)は、雪の降り方は落ち着き、西から止んできます。風も収まるでしょう。ただ、気温は、全国的にこの時期としても低い状態が続くでしょう。15日(月)以降からしばらくは厳しい寒さが和らいで、少しホッとできそうです。