今日(7日)の札幌は、午後6時の段階で最低気温は-3.6℃と平年に比べて3度ほど高く、冷え込みの弱い状態が続いています。
この-3.6℃という最低気温が、今年(2018年)に入ってから札幌としては最も低い気温となっていますが、元日から7日までの、いわゆる「松の内」でここまで冷え込みが弱かったことは統計開始以来なく、今年はかつてないほど高い気温でのスタートとなりそうです。

統計は100年以上前から

札幌の日ごとの最低気温が残っているのは1879年のデータが最も古く、今年で統計は139年目になります。その間、松の内(1月1日から7日)の最低気温が、一度も-5℃を下回らなかったのは2008年の一度だけ。その2008年も1月4日に最低気温が-4.8℃まで下がっています。
今年は、今日午後6時の段階で、今日の-3.6℃が松の内で最も低い気温となっており、明日(8日)の予想最低気温も-4℃。今夜から明日にかけても冷え込みが強まらないため、今年の札幌は統計開始以来最も冷え込みの弱い松の内になりそうです。

成人式は足元注意

明日にかけても冷え込みは弱い見込みですが、明日は次第に暖かい空気が流れ込むため、日中は5度くらいまで上がりそうです。
3月下旬並みと、冬の終わりが近づく頃の暖かさとなりますが、昨日(6日)から今日にかけて20センチを超える雪が降っており、札幌でも再び積雪が増えています。
屋根からの落雪などに注意するのももちろん、日中以降は足元がかなり悪くなります。札幌市では明日、成人式が行われますが、晴れ着での外出を予定している場合は、水たまりや車の泥はねなどに細心の注意が必要です。