2018年の北海道は元日、2日と2日続けて道南などで雨を観測するなど気温の高い状態でスタートしました。
朝晩の冷え込みも弱く、今朝(2日)の道内の最低気温は上川地方の旭川市江丹別で-11.6℃でした。
昨日(1日)の道内の最低気温は上川地方の幌加内町朱鞠内で-14.7℃と、北海道は新年2日続けて-15℃以下の地点がひとつもなく、冷え込みが弱く経過しています。
新年のスタートから2日続けて-15℃以下の地点がないのは2009年以来9年ぶりです。

2009年は3が日とも-15℃なし

北海道は日本海を北上する低気圧の影響で暖気の入りやすい状態が続いています。
1日、2日とも道内各地で天気が崩れていますが、函館や室蘭などの道南の地域では雨が降る時間もありました。
道内の最低気温は昨日(1日)が上川地方の幌加内町朱鞠内で-14.7℃、今日(2日)は午後3時までで上川地方の旭川市江丹別で-11.6℃と、2日続けて-15℃以下の地点が出ていません。
1月1日2日でともに-15℃以下の地点がなかったのは2009年以来9年ぶり。(2009年は1日が本別-10.9℃、2日が中札内村上札内-12.3℃)
2009年は3日もぬかびら源泉郷の-13.8℃が最低気温となり、3日続けて-15℃以下になりませんでしたが、道内にアメダスが整備された1978年以降のデータを見ると、3が日を通して一度も-15℃以下にならなかったケースはこの2009年のみ。
明日(3日)も冷え込みが弱ければ、今年(2018年)の正月は史上2回目の記録的な冷え込みの弱さとなるのです。

明日も冷え込み弱く

明日の北海道の予想を見ると、日本海側の内陸で比較的冷え込みそうですが、予想最低気温は主な地点では最も低い所でニセコ町の-12℃と、予想最低気温が-15℃以下の所は今のところありません。9年ぶり2回目となる冷え込みの弱い3が日となる可能性が高いと言えそうです。
しかし、冷え込みが弱いと言うことは路面状態が変わりやすく、落雪やなだれなどの事故は起こりやすくなります。
また、明日も雪の降る地域が多くなりますが、その雪が湿った重たい雪になります。雪かきなどの除雪作業中に体を痛めないように注意することも必要です。