2018年元日の北海道は、朝から広く雲に覆われ、道南方面では雨やみぞれが、道央では湿った雪が降っています。
これからさらに雪の範囲は全道各地に広がり、局地的な大雪となる恐れもあります。
また、明日(2日)から明後日(3日)にかけても雪の降る所が多く、沿岸ではふぶく所もあるため、各地で交通障害などに注意が必要になります。

元旦の札幌(2018年1月1日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇
元旦の札幌(2018年1月1日) 撮影:日本気象協会北海道支社 岡本肇

初日の出は7年ぶりの

今日(1日)の北海道は西から前線を伴った低気圧が接近している影響で朝から全道的に雲に覆われました。札幌でも朝には雪が強まって、少し離れた所の建物が霞んで見えるほどでした。
日本気象協会北海道支社が各地の気象台や消防署などに行っている初日の出調査では、網走や紋別、根室方面で見えたくらいで、道内のほとんどの地点が見えないという結果に。
合計24地点で調査を行い、見えた地点数がわずか4地点。この初日の出調査としては見えた地点数は2011年以来の少なさで、2018年の北海道の初日の出は7年ぶりの悪条件となりました。

元日は局地的大雪や雨に注意

今日この後も道南方面は雨が降りやすく、雷を伴って雨脚の強まる所もある見込みです。山間部では雪が強く降ることもありそうです。
その他の地域は次第に雪の範囲が広がり、石狩や十勝地方などで雪が強まります。局地的な大雪となる恐れもあるため、交通障害に十分な注意が必要です。
また、各地で降るものは湿った雪や雨となるため、初詣などの外出の際は、雨具やフード付きのコートなどを用意し、泥はねにも注意して下さい。

2日3日はふぶく恐れも

明日(2日)も各地で雪の降る時間があります。今日ほど気温が上がらないため、道南方面でも雪の降る時間が多くなりそうです。道南方面や道北では沿岸を中心に風が強まり、ふぶく時間帯がある見込みです。車での外出の際は急に見通しが悪くなることもあるため、安全運転を心がけて下さい。
明後日(3日)は、オホーツク海側や後志地方などを中心に雪が続き、沿岸ではふぶく見込みです。
低気圧の動きや発達の仕方によってはさらに風が強まったり、札幌や新千歳周辺でも雪が強まる恐れがあるため、年始の移動にも影響が出るかもしれません。最新の天気予報と共に、交通情報にも気を配るようになさって下さい。