クリスマス、急発達する低気圧の影響で全国で強風。でも気温は高めで、特に関東はポカポカ。今夜から次第に強い寒気。全国的に寒さが厳しくなり、北は猛吹雪で見通がきかない程に。

今夜から寒気ジワリ あすには「平地で雪」の寒気が西日本まで
今夜から寒気ジワリ あすには「平地で雪」の寒気が西日本まで

クリスマス 夜は急に冷える 朝より気温降下

きょうは、急速に発達する低気圧の影響で、全国で風が強まっています。下のリンク「吹き荒れる風 立っていられない程」にあるように、特に、低気圧が近づいている北海道や東北では、煽られて転倒してしまったり、何かに掴まらないと立っていられないほどの非常に強い風が吹き荒れています。でも、まだ寒気はあまり流れ込んできていません。午後3時現在、北海道も気温はプラスの所が多く、水分を多く含んだ雪、または雨が降っているという状況です。
今夜からは、強い寒気が流れ込んできて、気温が一気に下がります。関東など、昼間ポカポカだった所も、急に寒くなります。イルミネーションを見に行くなど、夜遅くまで外で過ごす方も多いと思いますが、防寒を万全になさってください。そして、北海道や東北は、気温が広く氷点下となり、湿った雪からサラサラした乾いた雪に変わってきます。風もさらに強まり、猛ふぶきで見通しがかなり悪くなりそうです。

厳しい寒さ 冬の嵐 しばらく続く

あす26日(火)は、平地に雪を降らせる寒気(上空1500m付近で氷点下6度以下)が西日本まで、大雪の目安となる寒気(上空5000m付近で氷点下36度以下)の寒気が北海道から東北北部まで流れ込んできます。
北海道と東北は日本海側を中心に雪。立っていられないほどの暴風が吹き荒れ、視界が真っ白で見通しが全くきかない程の猛吹雪となる所もあるでしょう。車が立ち往生することも考えられます。車で外出する場合は、燃料を満タンにした上、防寒着や長靴、スコップ、牽引ロープ、非常食などを積んでおきましょう。車が雪に埋まった場合には、エンジンを切るようにして下さい。雪に埋まったマフラーから排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こす危険性があります。
北陸の平地や、関東甲信の山沿い、岐阜の山沿いも雪になり、一気に積雪の増える所もあるでしょう。近畿北部や山陰にかけても、はじめ雨でも次第に雪に変わる見込みです。
関東から東海の平地や、近畿、山陽、四国、九州は大体晴れますが、日中の気温は10度前後の所が多く、風の冷たさでいっそう寒く感じられそうです。
27日(水)、28日(木)にかけても、北海道と東北は大雪や猛吹雪に警戒が必要で、北陸周辺から山陰にかけても雪が続きます。旅行や帰省など、移動が増える時期に、交通機関に大きな影響がでるおそれがあります。情報を十分確認し、少し計画に幅を持たせると良さそうです。また、晴れる関東から西も、さらに寒くなり、朝は広い範囲で氷が張るほど冷えて、昼間も10度に届かない所が多いでしょう。体調管理を万全になさって下さい。
その先、大晦日にかけては、雪はほとんど止んで、寒さも幾分和らぐ見込みです。