北海道付近は次第に冬型の気圧配置に変わり、上空の寒気が強い状態は続く見込みです。北部を中心に雪の降る所があるでしょう。一方、道東方面は晴れる見込みです。そのため、明日の朝は放射冷却が強まり、今シーズンの北海道で最も強い冷え込みとなる可能性も。

今シーズンの北海道の最も低い最低気温は12月17日の十勝地方陸別で-24.2度でした。
明日(20日)は、この日よりも冷え込みが強まる見込みです。陸別など東部の内陸では-25度以下になる所もありそうです。
かなり強い冷え込みですが、全国で今シーズン最も低い最低気温を記録しているのは12月13日の富士山で、-25.8度となっています。この記録を超えて、全国一位の寒さとなる可能性もありそうです。-25度と言うのは寒さを通り越して痛みを感じるような気温です。
なお、明日も日中の寒さは続きます。最高気温は広く-4度前後までしか上がらず真冬日となるでしょう。路面は滑りやすい状態が続くため、外出の際は十分注意して下さい。

向こう一週間は、21日木曜までは気温の低い状態が続きそうです。
23日頃からは日中は気温が平年並みくらいまで上がり寒さが和らぎますが、雪が降りやすく、道南では湿った雪や雨となるでしょう。また、26日頃は再び寒気が強まり、厳しい寒さが戻る見込みです。