この先1か月も寒気が流れ込みやすく、日本海側は雪の量が多くなり、太平洋側も平年を下回る厳しい寒さに。年末年始ごろも雪や寒さに注意が必要です。この先1か月の天気傾向をまとめました。

◆平年を下回る寒さが継続

【1週目(12月9日~15日)】
次々と強い寒気が流れ込むでしょう。北海道と本州の日本海側は雪や雨が降り、雪の量が多くなる可能性があります。特に11日(月)ごろは冬型の気圧配置が強まり、北海道や東北は大荒れの天気となる恐れがあります。太平洋側は晴れる日が多いですが、冷たい季節風が吹きつける日もあるでしょう。沖縄や奄美は平年より曇りや雨の日が多い見込みです。気温は全国的に平年より低い予想で、厳しい寒さが予想されます。朝晩は一段と冷え込み、東京都心でも氷が張るほどの冷え込みの日もあるでしょう。
【2週目(12月16日~22日)】
引き続き強い寒気が流れ込みやすいでしょう。北海道と本州の日本海側は雪や雨の降る日が多く、特に北海道から北陸は平年より雪の日が多くなりそうです。太平洋側は冬晴れの日が多くなるでしょう。沖縄は曇りや雨の日が多そうです。気温は全国的に平年並みか低く、特に北海道や東北で低い可能性が高く、凍えるような寒さが予想されます。

◆年末年始 雪や寒さに注意

【3~4週目(12月23日~1月5日)】
寒気の流れ込みやすい状態が継続しそうです。北海道と本州の日本海側は平年より雪や雨の日が多いでしょう。年末年始ごろも大雪や冬の嵐に注意が必要です。太平洋側は晴れる日が多いでしょう。沖縄や奄美はすっきりしない天気の日が多そうです。気温は北海道や東北、関東、北陸、東海で平年並みか低い予想です。例年、寒さが厳しいころですが、いつも以上に万全な寒さ対策が必要になりそうです。近畿から九州、沖縄や奄美は平年並みで、例年通り空気が冷たいでしょう。
※この先1か月もシベリア高気圧の勢力が強く、日本付近に寒気が流れ込みやすい状況が続く見込みです。日本海側は向こう1か月も平年より降雪量が多い予想ですし、気温も広く平年より低い予想です。忘年会やクリスマス、帰省など忙しい時期ですが、いつも以上に雪や寒さに注意が必要です。