昨夜(4日)から今日(5日)にかけて道内は、広い範囲で雪かきが必要なくらいの雪が降りました。今週はこれからも日本海側を中心に雪の降る日が多くなりそうです。また、札幌では今朝までに積もった雪が、来年まで残る可能性が高くなっています。

札幌 松の上にも湿った重たい雪(5日) 撮影:日本気象協会 森 和也
札幌 松の上にも湿った重たい雪(5日) 撮影:日本気象協会 森 和也

札幌 来年まで雪の残る確率 約8割!

札幌では、今日(5日)午前5時に約一週間ぶりに積雪が10センチを超え、午後6時には積雪が21センチに達しています。
札幌の根雪の初日の平年は12月4日ですが、12月上旬に10センチ以上の雪が積もっていた場合、その雪が翌年まで残る確率は約8割となっています。この雪がこのまま残る可能性が高いなか、今日これからも、札幌では雪が降ったりやんだりします。大雪にはなりませんが、明日明け方にかけて12時間で降る雪の量は、北区や手稲区など多い所で5センチから15センチの見込みです。昨日、雪の降る量が少なかった地域が雪の中心となりそうです。

引き続き大雪に注意

日中は道東方面で雪の降り方が強まり、午後6時までの12時間で降った雪の量は、十勝地方のぬかびら源泉郷で最も多く23センチと局地的に大雪となりました。また、根室で今シーズン初の積雪となった他、昨日まで雪の積もっていなかった地域でも一気に冬景色となりました。
なお、明日朝にかけての雪の中心は、道北に移ります。明日明け方までの12時間で降る雪の量は、宗谷地方など多い所で20センチから30センチの見込みです。沿岸ではふぶく所もあるでしょう。引き続き、局地的な大雪やふぶき、吹きだまりによる交通障害に注意して下さい。