きょう1日、例年よりやや早くインフルエンザが流行シーズン入りしました。来週は真冬並みの寒さが予想されることもあり、体調管理にいっそう注意が必要です。この先の寒さや空気の乾燥についてまとめました。

やや早い流行シーズン入り

きょう1日(金)、厚生労働省は今年もインフルエンザが流行シーズンに入ったと発表しました。第47週(11月20日~11月26日)のインフルエンザの定点当たり報告数が1.47と、流行開始の目安である1.00 を上回ったとのことです。例年よりやや早い時期の流行入りです。今年は11月後半に真冬並みの強い寒気が流れ込み、早くも本格的な冬の寒さとなりました。この先の寒さや空気の乾燥が気になるところです。

この先の寒さは

きのう30日に発表された最新の1か月予報によると、日本付近は寒気の影響を受けやすい見込みです。特に来週は今シーズンこれまでで一番強い寒気が流れ込み、真冬の寒さとなる所が多いでしょう。12月中頃にかけては全国的に気温が平年より低くなる予想で、体調管理にいっそう注意が必要です。

乾燥にも要注意

12月は、日本海側では雨や雪が降りやすい一方で、太平洋側では晴れの日が多い予想です。この先、日に日に空気の乾燥が進むでしょう。空気が乾燥すると、粘膜の機能が低下して、インフルエンザにかかりやすくなってしまいます。比較的湿度の高い日本海側も、暖房器具を使うことで室内の湿度が低下します。湿度計を用意して、湿度を50~60%くらいに保つとよいでしょう。