16日、札幌管区気象台は1か月予報を発表しました。11月下旬にかけて寒気の影響を受けやすくなるため、向こう1か月の気温は平年より低いでしょう。気圧の谷の影響を受けることもあるため、降水量は平年より多く、日照時間は平年より少ない見込みです。日本海側の降雪量は平年より多くなるでしょう。なお、18日(土)と19日(日)は荒れた天気となり、大雨や大雪、強風、他高波などに注意が必要となります。

北海道1か月の天気傾向
北海道1か月の天気傾向

週末は大雨や大雪、強風、高波に注意

18日(土)~19日(日)は急速に発達する低気圧の影響で荒れた天気となる見込みです。
18日(土)は南よりの風が非常に強く、海はしけるでしょう。太平洋側やオホーツク海側を中心に雨が降り、日本海側では午後は広く雪に変わり、沿岸などふぶく所がある見込みです。太平洋側を中心に大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要です。気温は平年並みか高いですが、午後は急速に寒くなるでしょう。19日(日)は真冬並みの強い寒気の影響で、日本海側を中心に雪が降り、局地的に大雪となる恐れもあります。沿岸などふぶきで見通しの悪くなる所もあるでしょう。日本海側を中心に大雪による交通障害やなだれ、湿り雪による電線着雪にも注意してください。

週ごとの詳しい天気

(11月18日~11月24日)
低気圧や寒気の影響で雪や雨の降る日が多いでしょう。日本海側は20日(月)にかけて雪が降りやすく、21日(火)にいったん収まりますが、22日(水)以降は低気圧の影響で雨が降り、その後は再び寒気が入り雪に変わる見込みです。太平洋側とオホーツク海側は18日(土)~19日(日)は雨や雪の降る所が多く、20日(月)~21日(火)は広く天気は回復しますが、22日(水)以降は再び天気の崩れる所が多くなりそうです。気温は平年より低い日が多く、特に19日(日)~20日(月)は12月中旬から1月上旬並みの強い寒さとなるでしょう。真冬の防寒具が必要となりそうです。
(11月25日~12月1日)
冬型の気圧配置の影響で寒さが強まり雪の降る日や、低気圧や気圧の谷の影響で少し気温が上がり雨になる日もあるでしょう。日本海側とオホーツク海側は平年よりも曇りや雪、または雨の降る日が多く、太平洋側では平年に比べて晴れる日が少ない見込みです。気温は平年より低いでしょう。数日の周期で寒暖の差があり、強い寒さとなる日もありそうです。
(12月2日~12月15日)
冬型の気圧配置の強さは、平年と同様の見込みです。日本海側とオホーツク海側は平年と同じように曇りや雪、または雨の日が多いでしょう。太平洋側は平年通りに晴れる日が多い見込みです。気温はほぼ平年並みとなるでしょう。この頃には12月の寒さに体も慣れているかもしれませんね。