晩秋から初冬にかけて、暖かく穏やかに晴れている日を「小春日和」と言いますが、どうやらこの先1か月は小春日和は少なくなりそう。平年よりも雨や雪の日が多いでしょう。また気温は引き続き、平年よりも低い傾向です。この先1か月の天気の傾向をお伝えします。

気温の傾向は?

この先1か月の気温は、北海道から九州にかけて平年並みか低い見込みです。特にこの週末は、さらに今シーズン一番強い寒気が流れ込むため、全国的に気温がかなり低くなるでしょう。各地で師走並みの気温で、北海道では最高気温が0度未満の真冬日になったり、年末年始頃の気温の所もありそうです。ダウンコートが大活躍するでしょう。また、この先1か月は気圧の谷や前線の影響を受けやすく、日照時間も少ない日が多い見込みです。空気が冷たいこの時期は、日差しのぬくもりを感じたい所ですが、どうやらぽかぽか小春日和は少なくなりそうです。

降水量や雪は?

降水量は、北海道と東北、北陸では平年より多いでしょう。関東から九州にかけては平年並みか多く、沖縄や奄美では、平年並みか少ない見込みです。また北海道から東北の日本海側ではこの先1ヶ月は降雪量が多くなる予想です。北陸でも降雪量は平年並みか多いでしょう。特にこの先1週間は、北海道や東北、北陸だけでなく、長野県北部や群馬県北部、岐阜県の山間部などでも雪が降り、降雪量も平年よりかなり多くなりそうです。中国地方でも山沿いを中心に積雪となる所があるでしょう。今月中にオープンを予定しているスキー場では嬉しい悲鳴となりそうですが、今シーズン初めて雪の降る所もありますので、早めの雪対策、防寒対策を行いましょう。
また、雨や雪の日が多いと、洗濯物も外に干せる日は少なくなりそうです。暖房が効いた室内で干した方が早く乾くでしょう。これからの時期は、梅雨の時期のように、洗濯物の室内干し対策も必要になりそうです。