今夜(12日)、おうし座北流星群が極大に。穏やかに晴れる所が多く流星観測には最適ですが、グッと冷えます。防寒対策は万全に。

おうし座流星群とは?

毎年、10月中旬から11月下旬にかけて活発になる流星群です。放射点がおうし座の中にあり、南群と北群の2つに分かれています。南群は先週5日(日)ごろ極大となりましたが、今夜12日(日)は北群が極大を迎えます。5日の南群は満月すぎの月光が邪魔しましたが、今回の北群は下弦すぎの月で南群よりは好条件です。

少ない・明るい・ゆっくり

おうし座流星群は1時間に2個~数個と数は「少なめ」ですが、まれに「火球」と言われる火球痕を残すほどの大きく「明るい」流星が見られることも!また、流星が流れる速さが比較的「ゆっくり」なので、願い事もその分長くできるかもしれません。

ねらい目の時間帯は?

極大のピーク時間帯は夜の9時~深夜2時くらい。下弦(11日)を過ぎているとはいえ、13日0時50分に月が昇ってきます。深夜1時前に月が昇るまでがねらい目です。東から南に見えるオリオン座を目印に、その右斜め上に注目。空全体を眺めましょう。

広く流星観測日和

今夜(12日)は広く穏やかに晴れる所が多いでしょう。北日本の日本海側も天気は回復し、雲の切れ間から観測のチャンスありです。広く流星観測には最適ですが、穏やかに晴れる夜は放射冷却が強まり冷えます。13日未明は関東から西の地方でも10度を下回り一桁の気温となります。ダウンコートにマフラーなど、防寒対策は万全にしてお楽しみ下さい。