あす10日(金)の朝は冷え込みが強まり、全国のアメダスのうち約6割で5度以下に。その後も次々と寒気が流れ込み、来週は今シーズン初めて西日本にも強い寒気が流れ込むでしょう。山間部は大雪の恐れ。西日本でもグッと寒さが増すでしょう。

◆あす朝は冷える

あす10日(金)の朝は寒気が残っているなか、晴れて、風も弱まるため、放射冷却現象が強まるでしょう。朝は冷え込みが強まり、北海道や東北だけでなく、本州の山沿いでも氷点下の冷え込みになりそうです。最低気温が5度以下の地点は全国のアメダスの約6割にのぼるでしょう。関東北部でも霜が降りるくらい冷えそうです。東京や大阪でも8度ほどと底冷えとなるでしょう。
日中は風も弱く、日差しにホッとできそうです。

◆寒気が度々

この先、度々寒気が流れ込みそうです。11日(土)は低気圧が急速に発達しながら北日本を通過するでしょう。北海道や東北、北陸では雨や風が強まり、大荒れの天気となる恐れがあります。低気圧から延びる寒冷前線が本州付近を通過するため、関東から九州でもザッと雨が降るでしょう。その後、次第に冬型の気圧配置になり、寒気が南下する見込みです。夜には北海道は内陸部を中心に雪に変わり、東北の山でも雪になるでしょう。12日(日)は日本海側はしぐれて、晴れる太平洋側でも日中の気温の上がり方が鈍くなり、ヒンヤリしそうです。
来週はもう一段強い寒気が流れ込むでしょう。14日(火)には広い範囲で雨が降り、その後、北日本には真冬並みの寒気、西日本にも今シーズン初めて強い寒気が流れ込む見込みです。15日(水)は北海道は雪が降り、本州でも山沿いを中心に雪が降るでしょう。山間部では大雪の恐れもあります。太平洋側もグッと寒くなるでしょう。西日本でも最高気温が15度に届かなくなり、師走の寒さになりそうです。朝晩は都市部でも霜が降りるくらい冷え込むでしょう。気象庁からは本州の日本海側に「大雪に関する異常天候早期警戒情報」、東北から沖縄の広い範囲に「低温に関する異常天候早期警戒情報」がだされています。
この先、次々と寒気が入り、冬へ着々と近づいていきそうです。暖房器具の点検や厚手の上着を用意するなど、冬支度をしておきましょう。