あす30日(月)は、台風22号がぬけたあと一時的に強い冬型の気圧配置となり全国的に北風がピューピュー吹く予想。東京地方や近畿地方では木枯らし1号の発表があるかもしれません。

台風22号 今夜 関東へ最接近

台風22号は、このあと上空の偏西風にのり一気に加速。今夜29日(日)関東に最接近したあと、あす30日(月)は日本の東で温帯低気圧に変わる見込みです。21号の爪痕がまだ残っている所に22号が接近ということで、西日本や東日本の太平洋側を中心に大雨や強風、高波に一層の警戒が必要です。

月曜 木枯らし1号か

30日(月)、台風22号が足早に去ったあとは、日本付近は一時的に西高東低の強い冬型の気圧配置となる見込みです。30日(月)は全国的に北風が強く吹き、近畿地方や東京地方で木枯らし1号が吹くかもしれません(昨年の木枯らし1号は、近畿地方は10月29日。東京地方は11月9日)。上空の寒気も流れ込むため、北海道は平地でも雪の所がありそう。31日(火)のハロウィンは全国的に朝晩中心に今年1番の冷え込みとなりそうです。

木枯らし1号の発表 近畿と東京だけ

「木枯らし1号」とは、晩秋〜初冬に、その年初めて吹く強い北〜北西風を指します。木枯らし1号が発表されるのは、東京地方と近畿地方だけ。理由は、例えば北日本や日本海側の地方では木枯らしが吹く冬型の気圧配置になると風が強いだけでなく雨や雪が降りかなり荒れた天気になり「木枯らし」という言葉が当てはまらないためです。また、近畿地方と東京地方では木枯らし1号の定義が少し違います。
【近畿】
・時期   霜降〜冬至
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向   北北東から西北西の間
・風速   最大風速が8m/s以上
【東京】
・時期   10月半ば〜11月30日
・気圧配置 西高東低の冬型
・風向   北から西北西の間
・風速   最大風速が8m/s以上
※木枯らし2号・3号~の発表はありません。

文化の日はグズグズか

この先、11月のスタートは晴れますが、3日(金)文化の日は全国的に曇りや雨となりそうです。文化の日は晴れの特異日と言われますが、最近はそうでもないようです。ここ10年、全国的に晴れた文化の日は、2015年と2006年くらい。冬型になって日本海側では時雨ることが多く、高気圧に覆われてもどこか頼りなく太平洋側でも雲が広がることが多くなっています。
※週間予報は後半ほど精度が落ちます。最新の予報をこまめにチェックお願いします。