台風22号が四国や本州の南海上を北東に進むでしょう。雨や風のピークは、日中は西日本、夕方以降は東日本となりそうです。太平洋側を中心に荒れた天気となるでしょう。

台風の予想進路図
台風の予想進路図

台風22号による 日本列島への影響

台風22号は暴風域を伴いながら午前7時現在、九州の南を北東に進んでいます。日中は西日本の南海上を、夕方以降は東日本の南海上を北東に進む予想です。九州南部や奄美地方の雨や風のピークは過ぎつつありますが、日中は西日本の太平洋側で、夕方以降は東日本の太平洋側で雨や風が強まるでしょう。台風本体の活発な雨雲がかかりやすい四国から関東の太平洋側では、局地的に滝のような雨の降る恐れがあります。この後も大雨による土砂災害や川の増水、低い土地の浸水などに警戒して下さい。また、台風は暴風域を伴っていますので、九州から関東の太平洋側沿岸部では猛烈な風の吹く所がある見込みです。暴風や高波にも警戒してください。

予想される雨や風、波

<大雨>
あす30日06時までの24時間に予想される雨量は、多いところで、
東海は200ミリ
近畿・北陸・関東甲信は150ミリ
四国は120ミリ
九州南部・東北は100ミリ
<暴風>
29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
九州南部・伊豆諸島は30メートル(45メートル)
奄美・四国・近畿・東海・関東 25メートル(35メートル)
九州北部・北海道 20メートル(30メートル)
30日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
北海道 25メートル(35メートル)
関東・伊豆諸島 23メートル(35メートル)
<高波>
29日に予想される波の高さは、九州南部・奄美・伊豆諸島 8メートル、沖縄・四国・近畿・東海・関東 7メートル。
30日に予想される波の高さは、東海・関東・伊豆諸島 7メートル、北海道 6メートル

北海道は夕方以降は強い寒気に注意

北海道は寒冷前線が通過し、夜は強い寒気が流れ込んでくるでしょう。きょうは、太平洋側は朝から雨が降りやすく、日本海側は夕方から雨になるでしょう。寒気が流れ込む夜は、北風が強まり、あすの朝にかけて気温がどんどん低下していくでしょう。あすは西高東低の気圧配置に変わる見込みです。太平洋側の雨や雪は昼頃にはやみますが、日本海側は夜まで雨や雪が降ったり止んだりするでしょう。標高の高い所や内陸を中心に雪が積もる恐れがあります。秋の陽気から一転し、冬の寒さになりますのでご注意下さい。