25日、札幌管区気象台は11月~1月の北海道の3か月予報を発表しました。冬型の気圧配置が平年より弱く、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすくなるでしょう。寒気の影響が小さいため、気温は平年並みか高い予想です。降水量は日本海側とオホーツク海側でほぼ平年並み、日本海側では降る雪の量は平年並みか少なく、雪の降る時期に雨がまじることもある見込みです。根雪のはじまりは平年より遅くなる所もあるそうです。一方、太平洋側の降水量は平年並みか多い予想で、平年より雪の降る日が多く、冬晴れの日が少なくなる見込みです。

北海道 11月~1月の天気傾向
北海道 11月~1月の天気傾向

月ごとの詳しい天気

(11月)
次第に冬型の気圧配置となり、寒気の影響を受ける日があるでしょう。天気は平年と同様で、太平洋側は晴れる日が多く、日本海側とオホーツク海側では曇りや雪、雨の日が多くなります。気温はほぼ平年並みで、雪が降って積もっても、数日で解けることもありそうです。ちなみに、根雪初日の平年日は旭川11月22日、稚内11月26日です。
(12月)
冬型の気圧配置は平年より弱く、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすいため、太平洋側は平年より晴れる日が少なく、湿った雪が降ることが多くなる見込みです。また、日本海側とオホーツク海側でも、平年と同様に曇りや雪の日が多い予想ですが、気温は平年並みか高く、雪に雨がまじる日もあるでしょう。雪は積もったり解けたりを繰り返えし、根雪のはじまりは平年よりも遅れる所もありそうです。ちなみに、根雪初日の平年日は、網走12月3日、札幌12月4日、帯広12月10日、函館12月16日、室蘭12月25日、釧路12月30日です。
(1月)
冬型の気圧配置は引き続き平年より弱く、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。太平洋側は平年よりも冬晴れが少ない一方で、雪の降る日が増えそうです。日本海側とオホーツク海側は平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。気温は平年並みか高い見込みです。