きのう23日は札幌で初雪となるなど北海道で雪が降りましたが、きょう24日にかけては本州の山でも雪が降り積もり、蔵王山や男体山などの初冠雪を続々と観測しました。

仙台市太白区から見た24日朝の蔵王山(真木気象予報士 撮影)
仙台市太白区から見た24日朝の蔵王山(真木気象予報士 撮影)

初冠雪続々

列島各地に荒れた天気をもたらした台風21号は、土砂災害や河川の氾濫など大きな爪痕を残しましたが、一方で季節を一気に進めました。きのう23日は、台風の接近に伴って北から寒気が流れ込んだため、札幌や帯広で初雪となり、旭川では一時3センチの雪が積もるなど北海道で広く雪が降りました。
台風が本州の東海上へ進むと、日本付近は一時的に冬型の気圧配置に。日本海側に雨雲がかかり、山では雪が降りました。きょう24日は雨や雪がやみ、晴れ間が広がった仙台管区気象台から蔵王山の初冠雪が観測されるなど、本州の山々が雪化粧した姿が見られました。男体山や白砂山など、関東では今シーズン初めての初冠雪です。