超大型で非常に強い台風21号が、日本の南を北上中。南西諸島と九州から東北の広い範囲で大雨となっています。西日本ではこれまでの24時間に300ミリを超える雨が降っている所もあり、各地で土砂災害に警戒が必要です。

和歌山県では10月の観測史上最大雨量も

超大型で非常に強い台風21号が、日本の南を北上中。西日本から北日本の広い範囲で大雨となっていて、雨の量が多くなっています。
和歌山県新宮市ではきょう22日午前3時までの24時間に370ミリを超える雨が降り、10月ひと月分の雨量(平年値306.3ミリ)を超えました。また、和歌山県紀の川市の葛城山ではきょう22日午前11時30分までの48時間に147ミリの雨、湯浅町では169ミリの雨が降っていて、10月の観測史上最大の降水量を記録しています(湯浅ではタイ記録)。これも10月ひと月分の雨量(平年値:葛城山121.2ミリ、湯浅町134.9ミリ)を超えています。
あす23日の正午までの24時間に予想される雨量は、多い所で
東海地方で600ミリ
近畿地方、北陸地方で400ミリ
関東甲信地方で300ミリ
四国地方、中国地方、東北地方で250ミリとなっています。
これまでの雨に加え、さらに雨量が増えるため、地盤が緩み、土砂災害の危険性が非常に高まります。きょう22日12時10分現在、大阪府と奈良県、徳島県、大分県には土砂災害警戒情報が出ています。あす23日にかけて、大雨による土砂災害に警戒してください。