寒い一日となった東京都心では、19日の気温は記録づくしとなりました。もし19日の最高気温がこのまま13度に届かなければ、10月中旬の気温としては1957年10月20日以来、60年ぶりの記録になります。20日以降も寒くなるのでしょうか。

東京では60年ぶりの寒さか!?

19日(木)は18日と比べて気温が低くなった所が多くなりました。19日の18時までの東京都心の最高気温は未明に観測された12度3分で12月中旬並み。朝には9度9分まで下がり、この時期としては31年ぶりの寒さとなりました。関東周辺の標高の高い所では雪が降った所もありました。都心の正午の気温も11度1分で12月中旬並みの寒さ。10月中旬の正午の気温としては記録的な寒さです。午後もほとんど横ばい状態で、日中は11度7分までしか上がりませんでした。薄手のコートでは肌寒く、ダウンや冬のコートを着て外出された方も多かったのではないでしょうか。
このあとも気温はほとんど上がらない見込みです。もし19日中に最高気温が13度に届かなければ、10月中旬としては1957年10月20日以来、60年ぶりの寒さとなります。20日(金)もこの寒さは続くのでしょうか。

20日(金)の関東の天気

20日の関東地方は昼過ぎまで冷たい雨が降る所が多いでしょう。その後も雲に覆われてすっきりしない見込みです。最高気温は東京では16度の予想です。19日よりは高くなるものの、11月中旬並みの寒さでしょう。沿岸部は北風もやや強めに吹くため、ぐっと寒さが感じられそうです。午後になるとやや気温が上がりますが、お出かけの際はやはり上着が手放せないでしょう。21日になると少し気温は上がり、19度の予想ですが、22日になると、再び気温が下がるでしょう。雨が降ると空気はひんやり感じられそうです。

23日は気温が上がる

また大型で強い台風21号は20日(金)には非常に強い勢力で沖縄の南の海上へ北上する見込みです。関東地方が台風の影響を最も受けるのは週明け23日から24日になりそうです。台風通過後は気温が上昇し、24日には23度まで上がる予想です。19日と比べると10度以上も高くなり、10月上旬並み。19日の師走の気温から2ヶ月も季節が逆戻りするでしょう。気温の差が大きい一週間となりますので、体調を崩さないようにしてお過ごしください。