13日、釧路地方気象台でカエデ(イタヤカエデ)の紅葉を観測しました。全国の気象台で紅葉が観測されるのは、この秋初めてです。

色づくカエデ

秋も深まり、北海道では木々が色づき始めています。きょう13日(金)、釧路地方気象台はカエデ(イタヤカエデ)の紅葉を観測しました。平年より2日早く、昨年より2日早い観測です。全国の気象台でカエデの紅葉が観測されるのは、この秋初めてのことです。
※カエデの紅葉日とは、標本木の大部分の葉の色が紅色に変わった状態になった最初の日のことです。主に「イロハカエデ」を標本木としますが、イロハカエデが生育しない地域では、「ヤマモミジ」、「オオモミジ」、「イタヤカエデ」を観測します。

2017年 紅葉見ごろ予想をチェック!

今年の紅葉は平年並みか遅い所が多いでしょう。紅葉の見ごろは秋の気温が低いと早まり、高いと遅くなります。今後の10月から11月にかけての気温は平年並みか高い所が多い見込みです。このため、まだ見ごろになっていない北日本から西日本にかけての紅葉の見ごろは、平年並みか遅い所が多くなるでしょう。
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紅葉の赤は糖分?紅葉の豆知識

秋が深まり気温が下がると樹木は葉を落とす準備をはじめます。葉と枝のあいだに仕切りを作り、葉の中にできた糖分が枝のほうに運ばれなくなり、葉の中に残ります。この糖分が原料となり、赤い色素ができるのです。つまり、紅葉の赤い成分は糖分から作られているのです。