今日(8日)の北海道は各地で気温が上がり、午後3時までの最高気温は道内の約6割の観測地点で20度以上となりました。札幌も20.5度まで上がり、2日続けての20度以上となりました。
しかし、札幌は9月8日に25.5度まで上がって夏日となって以来、一度も最高気温は25度以上になっていません。もしその年最後の夏日が9月8日になれば、25年ぶりに早い記録となります。

最も遅い記録は10月10日

札幌は平年の最高気温が9月2日には24.9度と25度を下回り、9月28日には20度を下回ります(平年19.9度)。
9月に入ると徐々に夏日になりづらくなっていきますが、それでも例年では9月の半ばくらいまでは時折夏日となります。昨年(2016年)は、例年より遅い時期まで暑さが残り、9月27日が最後の夏日となりました。
札幌で最も遅い時期に25度以上の気温となった記録は、1925年の10月10日。最近では2002年に10月3日と、10月になっても夏日となることはあります。
しかし、10月中旬以降に夏日になったことは一度もありません。

連休明けから気温は低め

明日(9日)までは平年よりもやや高めの気温となりますが、それでも25度を超えるほどの暑さはなく、連休が明けると平年並みか低めの気温が続きます。
そのため、今年の札幌の最後の夏日は9月8日となる可能性が非常に高く、1992年以来、25年ぶりに早い時期での夏日の終わりとなりそうです。
手稲山の初冠雪も6年ぶりに10月上旬での観測となるなど、秋に入ってから季節の歩みのペースが早くなってきています。
平年では札幌の初雪は10月28日と、あと3週間ほどで雪の時期が始まりますが、もしかすると、その時期も例年より早く来てしまうかもしれません。
次の季節を迎える準備は早めにするように心がけた方が良さそうです。