九州の霧島山(新燃岳)で4日から5日にかけて火山性地震がさらに増加。気象庁は火山状況に関する情報を出して、注意を呼びかけています。

霧島山(新燃岳)で火山性地震増加

福岡管区気象台は、九州の霧島山(新燃岳)で4日から5日にかけて火山性地震がさらに増加していると発表しました。霧島山(新燃岳)は鹿児島県と宮崎県の県境にある山です。
霧島山(新燃岳)では9月23日頃から火山性地震が増加していましたが、4日からさらに増加し、きょう5日11時までの24時間で火山性地震が46回発生しました。火山性微動は観測されていませんが、4日の調査では、西側斜面の割れ目付近と割れ目の下方で引き続き、噴気と弱い熱異常域を確認しました。監視カメラによる観測では、4日に噴煙が火口縁上100メートルまで上がりました。
活火山であるため、火口内と西側斜面の割れ目付近では、火山灰や火山ガスなどの規模の小さい噴出現象が突発的に発生する可能性があります。今後の火山活動に関する情報にご注意ください。