札幌管区気象台は5日、手稲山の初冠雪を観測しました。平年より11日早く、昨年よりも6日早い観測です。

山に雪が3度降ると里にも雪が降る

北海道の上空1500メートル付近には11月上旬並みの寒気が流れ込み、峠や山間部では湿った雪となりました。
午前7時までの最低気温は、内陸や東部を中心に48地点でこの秋一番低くなっており、最も低くなった、釧路地方の弟子屈町川湯では氷点下2度2分まで下がりました。
札幌の手稲山では、平年より11日早く初冠雪となりましたが、1876年の統計開始以来、最も早い記録は2001年9月22日です。山頂が白くなった手稲山を見ながら通勤通学をする皆さんも、「いよいよ白くなったなぁ~」と思い、一段と寒く感じられているかもしれません。
さて、「山に雪が3度降ると里にも雪が降る」ということわざがありますが、北海道でも山が白くなり始めると雪を意識をするようになります。
初雪の平年は、稚内は10月22日、旭川は23日、札幌は28日、函館は11月3日、釧路は10日です。山が白くなったら雪が近いサインです。峠を越える方、朝晩によく車の運転をされる方は冬タイヤの準備をすすめた方が安心です。