昨日(29日)の道内は、上空に流れ込んだ寒気の影響で、利尻山や羊蹄山で初冠雪、帯広で初霜など冬の便りが続々と届きました。今朝(30日)は大雪山系旭岳で平年より5日、昨年より1日遅く、初冠雪となりました。札幌でも大通公園の木々の葉が赤やオレンジに色づきはじめ季節の歩みが感じられます。

今日(30日)昼前の大通り公園 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山友衣可
今日(30日)昼前の大通り公園 撮影:日本気象協会北海道支社 杉山友衣可

明日の行楽日和を有効に

今日(30日)の道内は、上空に寒気を伴った気圧の谷が通過し、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。夕方にかけては晴れ間が出ていても、竜巻などの激しい突風や落雷、急な強い雨など天気の急変に注意してください。最高気温は20度前後で広く平年並みの見込みです。明日(1日)は、本州方面から高気圧が張り出し、日中は各地で秋晴れの青空が広がる見込みです。最高気温は22度くらいまで上がる所が多く、日差しもあるので過ごしやすいでしょう。紅葉狩りなど秋の行楽を楽しむにも、絶好の日よりとなりそうです。

週明けはぐっと秋めく

ただ、この陽気も明日までで、週明け月曜日には北部や南西部から雨が降り出し、この雨のあとは今回よりも強い寒気が流れ込んできます。最高気温は火曜日から木曜日にかけて、広く15度前後にとどまり、10月中旬から下旬並みとなる見込みです。この週末のうちに秋物の洋服やコートなどの用意をしておくと良さそうです。また、朝晩は1ケタの気温となる日が多くなりますので、体調など崩さないよう暖かくしてお過ごしください。