きのう20日、富士山では最高気温が氷点下0度1分と、一日を通して氷点下になりました。一日中氷点下になったのは6月16日以来、およそ3か月ぶりのことです。

東京・池袋から見た21日朝の富士山の様子 (撮影:高橋則雄 気象予報士)
東京・池袋から見た21日朝の富士山の様子 (撮影:高橋則雄 気象予報士)

一日中氷点下

きのう20日、富士山では最高気温が氷点下0度1分で、一日を通して氷点下の気温となりました。一日中氷点下になったのは6月16日以来、およそ3か月ぶりのことです。
今年の富士山は、6月16日に最高気温が氷点下0度5分でしたが、翌日6月17日には10度以上も気温が上がり、最高気温は10度4分。それから最高気温は高めの状態が続き、8月6日に最高気温が16度5分と今年一番の高い気温に。その後、次第に気温が下がり、きのう9月20日にこの秋一番の低い最高気温となりました。
きょう21日朝までの富士山の最低気温は、氷点下3度1分。また長野県にある野辺山では、朝までの最低気温が3度1分になり、本州でこの秋初めて最低気温が5度を下回るなど、冷え込みが強まりました。きょう21日の富士山は既に0度1分まで上がっており、一日氷点下ではなくなりましたが、これから日ごとに気温が下がっていきます。
標高の高い所では夏も終わりを告げ、いよいよ氷と雪の季節が近づいてきました。富士山の初冠雪の平年は9月30日。そろそろ初冠雪の便りも届きそうです。