20日(水)は上空に寒気を伴った低気圧が近づき、北陸から北海道の日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定になるでしょう。そのほかの地域も急な雨にご注意下さい。

◆大気の状態 非常に不安定

今日、19日(火)は北海道や東北では上空の寒気の影響で、大気の状態が不安定になっており、日本海側を中心に所々に雷雲が発生しています。北海道は今夜にかけても雷を伴って激しい雨の降る所があるでしょう。北海道では台風18号による大雨で地盤の緩んでいる地域があります。土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒して下さい。
20日(水)はまた、上空に寒気を伴う低気圧が日本海を東進し、夜には北日本を通過するでしょう。北海道や東北、北陸は20日(水)の午後も大気の状態が非常に不安定になる見込みです。日本海側を中心に所々で雨や雷雨になり、激しい雨の降る所もあるでしょう。落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨にも注意が必要です。急に空が暗くなったり、冷たい風が吹いたり、雷鳴が聞こえたりしたら発達したカミナリ雲が近づく兆しです。そのような場合は建物の中に移動しましょう。活発な雷雲が近づくかを把握するにはtenki.jpの豪雨レーダーなども役立ちます。参考になさって下さい。
20日(水)は関東から西の地域でも雲が広がりやすくなるでしょう。午後はにわか雨の所がありそうです。外出の際は雨具をお持ちになると良いでしょう。

◆秋の天気は周期変化

この先も秋らしく天気は短い周期で変わりそうです。21日(木)は晴れる所が多いですが、九州は早くも雨が降り出すでしょう。22日(金)は東海まで雨の範囲が広がり、23日(土)は関東や東北でも雨が降るでしょう。太平洋側を中心に雨脚が強まり、雨量が多くなる所もありそうです。
16日からの3連休は台風18号の影響で大荒れとなり、今週末こそ秋の行楽を楽しみたいという方もいらっしゃると思いますが、23日(土)も広く雨となってしまうでしょう。秋は低気圧や高気圧が日本付近を交互に通りやすく、天気が落ち着かない時期ですし、台風シーズンでもあります。天気予報を上手に活用して、お出かけ日和を逃さないようにして下さいね。