帰宅時間帯は東日本も激しい雷雨に注意を。活発な秋雨前線の影響で、大気の状態が不安定になっており、西日本では落雷も多発しています。

◆西日本で落雷多発

秋雨前線の影響で、西日本の所々に活発な雨雲やカミナリ雲がかかっています。午前中は福岡県の耳納山で1時間に71.5ミリの非常に激しい雨が降りました。九州や紀伊半島を中心に落雷が多数発生。気象庁の雷監視システム(LIDEN)の観測データを集計したところ、日本付近で午後1時台には1000回以上の落雷が発生しました。県別にみると多い所では午前9時から午後2時までに三重県では約400回、鹿児島県や奈良県では約200回が落雷が発生。この時間も所々に竜巻注意情報がだされています。
今夜にかけては九州から関東の太平洋側を中心に活発な雨雲やカミナリ雲がかかるでしょう。帰宅時間も局地的にバケツをひっくり返したような激しい雨の降る所がありそうです。アンダーパスなど低い道路の冠水などに注意が必要です。落雷や竜巻などの激しい突風にもご注意下さい。

午後2時までの1時間の落雷の様子
午後2時までの1時間の落雷の様子

◆8日(金) にわか雨注意

8日(金)には前線は本州の南の海上に抜けるでしょう。朝までには雨のやむ所が多く、日中は次第に晴れ間がでる見込みです。ただ、上空に寒気が入るため、午後は大気の状態が不安定になるでしょう。東海や関東ではにわか雨の所がありそうです。急な雨にぬれないようお気をつけ下さい。
9日(土)と10日(日)は移動性の高気圧に覆われて、全国的に安定した晴天になるでしょう。カラっと晴れて、ようやく洗濯日和、お出かけ日和になりそうです。11日(月)以降は再び西から天気が下り坂に向かいますので、土日の日差しを洗濯などで有効活用して下さい。