活発な雨雲がかかり続け、鹿児島県の喜界島では48時間雨量が544.0ミリと、観測史上1位を更新しました。

降り出しからの総雨量

3日からきょう(5日)にかけて、奄美地方や屋久島に非常に湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続いています。喜界島を中心に活発な雨雲がかかり続け、きのう(4日)から今朝にかけては、喜界島・奄美大島・屋久島で50年に一度の大雨となった所がありました。喜界島では、48時間雨量が観測史上1位となる544.0ミリの雨が降りました。これは、平年の9月ひと月分の総雨量(171.1ミリ)、約3倍の雨がわずか二日間程度で降ったことになります。
降り始めからこれまでの総雨量は、以下の通りです。
※3日10時から5日11時までに
喜界島544.0ミリ
奄美市笠利253.0ミリ
瀬戸内町古仁屋148.5ミリ
奄美市名瀬143.5ミリ
※4日04時から5日11時までに
屋久島町小瀬田352.5ミリ
屋久島町尾之間217.5ミリ

引き続き激しい雨に注意

このあとも、5日昼過ぎまで局地的に激しい雨が降る恐れがあります。また、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があります。夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。