大型で強い台風15号は最盛期を迎えており、あす2日(土)は「強い」勢力を保ったまま、関東の東海上をスピードをあげて北上する見込みです。関東はあす昼前後が風のピークで、沿岸部は交通機関に影響が出るかもしれません。

台風15号の雲 眼もぱっちり(1日午後1時現在)
台風15号の雲 眼もぱっちり(1日午後1時現在)

風や波の影響は

大型で強い台風15号は、きょう1日(金)午後3時現在「強い」勢力です。衛星画像を見ると中心付近に「眼」があり、眼のまわりを雲が取り巻き、発達していることが分かります。台風は最盛期を迎えています。あす2日(土)は徐々にスピードをあげて、伊豆諸島の東を北上する見込みです。台風の中心は関東から離れて進みますが、「強い」勢力を保ったまま、関東の東を通ります。台風の強風域が広いこともあり、関東は沿岸部を中心に強い風が吹くでしょう。
【2日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)】
千葉県・茨城県の海上20メートル(30メートル)
千葉県・茨城県の陸上18メートル(30メートル)
強い風のピークは今のところ、あすの昼前後です。陸上でも風にあおられて転倒する人が出るくらいの強い風が吹くでしょう。沿岸部を走る路線では、列車の運行が乱れる可能性があります。高速道路では横風の影響を受けるでしょう。速度規制があるかもしれません。お出かけの際は時間に余裕を持って準備し、最新の交通情報を確認してください。
また、海上はすでに、うねりを伴いしけており、3日にかけて大しけとなる見込みです。
【2日に予想される波の高さ】
千葉県(北東部と夷隅・安房)・茨城県 6メートル
相模湾 4メートル
海岸付近には、むやみに近づかないようにしましょう。

雨の影響は

関東地方はあす昼頃にかけて雨の降る所が多く、一時的に雨脚が強まることもあるでしょう。横なぐりの雨になる所もありそうです。都心周辺でも傘があおられるくらいの風が吹き、雨の降り方が弱くても、体が濡れやすくなります。お出かけの際はタオルや着替えをお持ちになるとよさそうです。午後は次第に雨がやみ、晴れ間の広がる所もあるでしょう。

風や波はいつまで?

3日(日)は各地で青空が広がり、沿岸部の強い風も次第に収まるでしょう。ただ、しばらくは波の高い状態が続きますので、晴れていても海岸付近には近づかない方がよさそうです。

台風15号の予想進路(1日午後3時50分発表)
台風15号の予想進路(1日午後3時50分発表)