台風15号は発達しながら北上し、30日(水)から31日(木)にかけて小笠原諸島へ近づきます。台風の進路次第では、関東周辺など本州でも、この先の天気に影響が出るかもしれません。

小笠原諸島は荒天や高波に注意

28日午後3時にマリアナ諸島で発生した台風15号は、今後、小笠原近海を発達しながら北上し、30日(水)から31日(木)にかけて小笠原諸島に接近する見込みです。小笠原諸島では、うねりを伴い波が高くなるでしょう。30日(水)からは雨や風も強まり、荒れた天気となりそうです。台風は1時間に10キロから15キロ程度と、比較的ゆっくり北上するため、荒れた天気や波の高い状態が週末にかけて長引く恐れがあります。

本州への影響は

28日午後4時15分発表の進路予報によると、台風15号は小笠原近海を北上した後、進路を東よりに変え、1日(金)から2日(土)にかけては日本の東を北北東へ進むとみられます。今のところ、本州に直撃することはないでしょう。ただ、15号が予報円の西よりのコースをたどると、台風本体の雨雲が関東や東北など、本州にかかる可能性があります。また、台風が陸地から離れて進んだとしても、台風周辺の湿った空気や停滞する前線の影響で、雨の量が多くなることも考えられます。台風の進路次第で、この先の天気予報が大きく変わる可能性がありますので、最新の台風情報や天気予報を確認してください。